【完】今日も、君と初恋中 〜ヤンキーくんと甘い恋〜
そして……
ガラガラッ
「春樹くんっ!」
保健室のドアを勢いよく開けるなり、私はそう叫んだ。
保健室の中央───そこに置かれた椅子に春樹くんは座り、こちらに背に向けるようにして、窓の外を見ていた。
だけど、私の声が聞こえるなり、こちらを向いて
目を見開いた。
「未央ちゃん……、なんで……」
「怪我、大丈夫なんですかっ?」
すると、春樹くんは左手を上げて、へへ、と笑った。
「うん、この通り。
全然平気」
その手の甲に絆創膏が貼ってある。
見る限り、かすり傷みたいで。
あぁー、良かったぁ〜……。