あの日の桜はⅡ【大幅修正中】
と、そこまで考えたところで私はそのことについて考えるのをやめた。
______ あぁ、やだやだ。
こんな感傷的になるのもお酒のせいだ。
きっと、そうだ。
私はゆっくりとその場から立ち上がった。
そのまま手に持っている缶の残りをぐいっと飲み干し、ゴミ袋へと放り込んだ。
そして、クーラーボックスから新しい缶を取り出した。
さっきから甘いのばっかり飲んでたけど、たまにはビールが飲みたい。
発想がもうおっさんなのかもしれないけど。
飲める機会なんてそうそうない。