あの日の桜はⅡ【大幅修正中】

 私は置いてあった白のセットアップ下着をつまみながら苦笑した。

 感じからして新しいものだし、たぶんさっき値札を切ったものだろう。

 問題は誰のものかってこと。

 さすがに私が雨の中は知ってくることは誰も予想できなかったわけだしシャワーを使っていたのはたかが5分前後だ。

 そのあいだに買いに行くなんて不可能だし・・・。

 はぁ。

 とりあえず、私は小さく息を吐いた。

 これ以上ここで考えていてもわかるわけじゃないし、葵が風邪ひくしね。

 いまだ残る疑念を気にしながら私は着替え一式に手をかけた。
 
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