虹色のラブレター
千鶴は、僕のことをどう思っているのだろう。
確かに、僕は彼女と一緒に寝泊まりをしている。
でも、それとラブホに泊まるのとは意味が違う。
僕はそう思う。
千鶴は、遊園地や動物園に行くのと同じ意味で、「ホテルに行く?」と、僕に聞いているのだろうか。
ただの遊び場として。
セックスはなしで。
僕は言葉を濁しながら、弱々しい笑みを浮かべるしかなかった。
「冗談だよ。今日はただドライブがしたいだけなの。ごめんね」
千鶴は冗談めかした笑い方をした。
だとしたら……千鶴と僕はいい友達。
それ以上でも、以下でもない。
それに、千鶴には彼氏がいる。
わかってる。
わかってた。
でも、そうじゃない。と僕は思っている。
何が?とか……もうそんなことはどうだっていい。
だって僕は、そんな理屈では納得できないほど、千鶴のことを好きになりすぎているのだから。
だから――。
だから、こんなに悲しいんだ。
もう、理屈なんて……関係ないんだ。
僕はアクセルを強く踏み込み、車を国道沿いに真っ直ぐ走らせた。