誰にも内緒の溺愛旦那様
ベンチに座って、
ホットドッグを食べた。
辺りが暗くなるまで、撮った写真を二人で見返した。
「また柚、半目だ」
「…タイミングが悪いんですね……」
「はは、そうだね。
でもこっちのは……凄くよく撮れてる」
ジェットコースターの前で撮った一枚。
「これ、玄関に飾ろう。柚の実家みたいに、あそこにたくさん写真飾りたい」
「……はい!」
あたしも、
颯さんと二人の写真、たくさん飾りたい……。
子供の頃、叶わなかったことを、
颯さんはどうして、こんなに叶えてくれるんだろう。