BLUE‐PRINCE



「奏多、奏多!」



呼びかけながら、人が溢れる敷地内を歩き回る。


どこに行ったんだ、奏多……


もう少し向こうの方を探そうか。



と、方向を変えようとしたとき。




「あら、何かしらね、あの子」

「迷子かしら?1人だし」



後ろから話し声が聞こえてきた。


条件反射で振り返ると、そこには……



「パパぁ、ママぁっ?」



泣きそうな顔をしながら歩き回っている奏多に



「ぼく、大丈夫?」

「迷子?」



と、声をかけている2人組の女の人たちがいた。



< 166 / 179 >

この作品をシェア

pagetop