BLUE‐PRINCE
「奏多、奏多!」
呼びかけながら、人が溢れる敷地内を歩き回る。
どこに行ったんだ、奏多……
もう少し向こうの方を探そうか。
と、方向を変えようとしたとき。
「あら、何かしらね、あの子」
「迷子かしら?1人だし」
後ろから話し声が聞こえてきた。
条件反射で振り返ると、そこには……
「パパぁ、ママぁっ?」
泣きそうな顔をしながら歩き回っている奏多に
「ぼく、大丈夫?」
「迷子?」
と、声をかけている2人組の女の人たちがいた。