BLUE‐PRINCE
「あなたねぇ、小さい子にそんな髪の色させて、いじめられるとか考えなかったの?自己満で染めて、ホント最低よ?」
腕を組み、深い深いため息をつきながら、女の人は続ける。
後ろに立つ女の人も、うんうんと相槌を打ちながら仁王立ちしている。
「こーんな親を持って、その子も可哀想ね!」
「え……?」
奏多が眉を下げ、首を傾げる。
何のことかは分からないけれど、悪く言われているのは悟ったみたいだ。
……朱架の予想は、大当たりだな。
僕の時とまるで変わらない。
なんで人間は、自分と違うものを排除しようとするのだろうか。
僕にはそっちのほうが『信じられない』けどな。
「ついでに言わせてもらえば、あなたのその黙りこくった態度もどうかと思うわ!まるで私が叱ってるみたいじゃない!」
……叱ってるって、どこからどう見ても。
もう、いいだろうか。
「大体ねぇ…………」
だめだ、終わりそうにない。
まだまだ続きそうな女の人の熱弁に、大きなため息をついたとき。