BLUE‐PRINCE
「あ、そろそろ行かなきゃですね。じゃ、式で会いましょう。行こう、百合」
「はーい!」
歩き出した親子に、女の人たちがホッと安堵の息をついた瞬間。
「あー、そうそう」
くるりと、男の人が振り返った。
「あんたらの下らない説教、みんな聞き飽きてるんで、やめといたほういいですよ。
……お子さんが、可哀相ですから」
「っ……!!」
ニコリと微笑んだ男の人の言葉に、女の人たちが固まったのは、言うまでもない。
「……じゃ、僕らも失礼します」
フリーズした2人組に一応挨拶し、奏多の手を引いて朱架が待つ場所へと向かう。