BLUE‐PRINCE


──ザワッ…




入った途端、ざわめき出す教室内。


僕をチラチラと見ながら何か話している。


多分、髪の色とか話題はそこらへんだと思うけど。


気にならないからいいや。



適当に空いている席を見つけて、朱架と並んで座る。


移動の呼び出しがかかるまで、ここにいていいそうだ。



「…奏多の見送りしたかったぁ〜!!」



突然、朱架が机に顔を伏せた。


どうやら相当悔しかったらしい。



「葵くんのばかー。待っててくれてもいいのにー」


「だからごめんって…。次からは気をつけるよ」


「次の入学式って6年後だよっ!もう……」


「ごめんって……」


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