Bu-KIYOびんぼう ~幼なじみと不器用な約束~
聖愛ちゃんが、練習場へ入って来た。


「おお!誰かと思った!」

「すごくない!?マジですごくない!?」

「すごい…すごいんだけど、先生が呼んでる」


練習場が静まり返った。


「バレタ…?」

「たぶん、バレました」



な、なに??



先輩が教えてくれた。

「会館の資料を拝借したの」

「え…?」



練習場の舞台に、見覚えのある堂々とした趣の椅子があった。



うっ…!

うそでしょう…!?



創設者・朝比奈次郎の遺品…!!



「早く行きましょう。マジでヤバイっす」

「ごめんね!キヨちゃん!ちょっと待ってて!」



ひゃああ。

どうしよう??


一人になっちゃったよ…


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