Bu-KIYOびんぼう ~幼なじみと不器用な約束~
大きな鏡が、壁一面に貼られている。


着れちゃった…。

絶対、ムリだと思ったのに。


すごい、すごい。



私が縫ったのは、この辺りかな…?



ドアが開いた。


「え、キヨ?」

「きゃあ!」



慌てて、カーテンの裏に隠れた。



タっくんだ!


なんで、タっくんがいるの!?



恥ずかしい…

ポーズつけてると思われたかな…?


「ど、どうしたの?」

私は言った。



「奥村先生は?」


奥村先生は国語担当で、演劇部の顧問をやっている。


「あの、あの、遺品が、持ち込みで、あの呼び出されて、みんな行っちゃった…」

「うっわ…これ持って来ちゃったんだ」

「そ、そうなの…」
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