不思議なこの世界(仮)





「うーーん……」




あれから、さえちゃんが手を握っててくれたお陰でぐっすりとまではいかないけど、寝れた。
少し肌寒いと思ったら、さえちゃんが全部布団を持って行ってた。ぐっすりと眠っている、さえちゃん。

こんな状況でも寝られるって……タフ!




“コンコン”

「ぐっすり寝られたかな?」
「じい!まあ、そこそこ……」



ノックして部屋に入ってきたのは、じいだった。じいは、朝ごはんの準備ができたから、私たちを呼びに来てくれた。




「さえ殿はどうやらぐっすりのようじゃな」
「あっ、はは……さえちゃん起きて!」




私は、さえちゃんを揺すった。けど、起きる気配はなかった。




「うっ、ううーん、もうちょっと!」
「いでっ!!!!」



さえちゃんが勢いよく寝返りを打ったその時、さえちゃんの手が顔面にクリーンヒットした。
じいは、あちゃーという顔を見せた。そんなさえちゃんは、まだ寝ていた。





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