不思議なこの世界(仮)





「さて……これからどうしますか」
「どうにかして、姫様の心を開かせないと」




私たちは部屋に戻って考えていた。どうしたら、姫様と仲良くなれるのか。ちなみに、じいは仕事に戻った。



「とにかく、姫様と話さないと何も始まらないよね!!」
「でも、ガイヤがいる限り……」
「ああああ、あいつをどうにかしないと……」



勢いよく立ち上がったさえちゃんだけど、またベッドに倒れて行った。
じいの話を聞いたところ、ガイヤは常に姫様の側にいる。離れるときと言ったら……無いらしい。

どうしようもないじゃない……




「ねえ、昨日家に帰らなかったけど、お母さんたち心配してるよね?」
「うん。荷物だって図書室に置きっぱだし」




あっ、荷物!
先輩、私たちの荷物どうしたのかな

図書室の戸締りは基本的に先輩が行っている。絶対に心配……しているかはわからないけど。





「あっ!!!!」
「どうしたの、いちご!?」
「お姫様が一人で……!!」




窓の外を眺めていたら姫様が歩いてるのが見えた。キョロキョロしながら歩く姫様は、何かに警戒しているようだった。

ガイヤはいない……今がチャンス!

私はいてもたってもいられなくて、さえちゃんを置いて部屋を飛び出した。






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