不思議なこの世界(仮)
「はぁはぁ……」
急に部屋を飛び出したいちごを追っかけたものの、見失ってしまった。
……ここどこ??
私は追いかけるのに夢中で、来た道がわからなくなってしまった。正真正銘の迷子。迷子になるなんて小学生ぶりだった。
……ひ、広すぎる……!!!!
なんとかなる精神で歩き始めたけど、なんともならなかった。余計に道がわからなくなってしまった。
さすがお城……!甘く見ていたわ……はあ
「あっ……!」
一番会いたくなかった人に出くわした。
「ここで何をしている」
ガイヤはまた冷たい目で私のことを見る。冷え切った目。そのうち私は凍るのではないか。
「何も!」
相手が冷たく接するなら、私も冷たく接するまで。私はプイと顔を背けた。
「……」
ガイヤは何も言わずに、その場を離れていこうとする。
えっ、その反応ありですか!?
姫様と同じで、ガイヤも私たちに全く心を開いていなかった。