鬼社長のお気に入り!?
「なんだこれは、桐生電機の受け売りか?」


「え……?」


「こんなつまらんデザインはこうだ」


 そう言って、なんの躊躇いもなく八神さんは後ろにあるシュレッダーに用紙を突っ込んだ。


「あー! な、なにするんですか!?」


 無残にも私が描いたデッサンは細断され跡形もなくなる。


「お前、俺の観察眼を嘗めるなよ? 今のやつ、今年の春に出した桐生電機のパクリだろ? 独創性がない。ひと目でわかる」


「そ、それは……」


「うちで出したデザインが桐生電機のパクリだなんて、メディアは面白がってすぐに嗅ぎつける。そんなものしか描けないやつはうちには必要ないな」


 ちょ、ちょとぉぉ!? なんですって――?


 何もそこまで言わなくたっていいじゃない――!?
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