鬼社長のお気に入り!?
八神さんは社長だが、とくに社長室というものもなく、一番奥の一際大きな長机で仕事をしていた。請け負った仕事は従業員の個人のデザインに任せてはいるが、最終的に八神さんのチェックが入り、満遍なく全員の仕事を把握している。
できた! うん、結構いい出来栄え、掃除機のモデルは前にも描いたことあるし――。
過去のデザインを物色し、どれも興味深いものばかりだったが、その中から私は掃除機のデザインを選択した。桐生電機時代にいくつか仕事で関わったことがあった為にイメージも湧きやすかった。
昼休みに入る前に私は、その出来上がったデッサンを八神さんのところへ意気揚々と持っていった。
「ふぅん」
八神さんは黒縁のメガネをクイッとあげ、しばらく私のデッサンを眺めていた。
「ど、どうですか?」
恐る恐る八神さんに感想を煽ると、八神さんは「ふぅ」と深く息をついた。そして私にひと言。
できた! うん、結構いい出来栄え、掃除機のモデルは前にも描いたことあるし――。
過去のデザインを物色し、どれも興味深いものばかりだったが、その中から私は掃除機のデザインを選択した。桐生電機時代にいくつか仕事で関わったことがあった為にイメージも湧きやすかった。
昼休みに入る前に私は、その出来上がったデッサンを八神さんのところへ意気揚々と持っていった。
「ふぅん」
八神さんは黒縁のメガネをクイッとあげ、しばらく私のデッサンを眺めていた。
「ど、どうですか?」
恐る恐る八神さんに感想を煽ると、八神さんは「ふぅ」と深く息をついた。そして私にひと言。