鬼社長のお気に入り!?
 USBがなければコピーもできない。学生の資料が作れない。講演も大失敗に終わる……私のせいで。


 そんなのだめ! とにかく冷静に考えよう――。


 私は八神さんからUSBを受け取ってそれからの自分の行動を思い返してみた。


「そうだ!」


 パニックになっている頭を無理やり落ち着かせて記憶をたどると、ひとつだけ思い当たることがあった。


「すみません! また来ます!」


 私は総務課の人にペコリと頭を下げると、猛ダッシュで私が上着を脱いだ場所へ戻った。
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