鬼社長のお気に入り!?
※ ※ ※


 八神さんの部屋にお邪魔するのはこれで二回目だ。一回目は私がぶっ倒れてしまった日。あの時は頭もぼーっとしていたため、あまり部屋の記憶がない。部屋の明かりをつけると、白い壁によく映えた漆黒のテーブルにソファ、テーブルトップスタイルの五十型液晶テレビが置いてあった。そして窓際には先日私が寝ていたキングサイズのベッド。


 モノトーンでよくまとまっているデザイナーらしい部屋に私は思わず感心してしまう。


 そうだ! なにか作れって言われてここに来たんだった――! 


 私は本来の目的を思い出しキッチンへ行くと、冷蔵庫だけはあまりこだわりがないようで一人暮らし用の小さな冷蔵庫がぽつんと置かれていた。
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