鬼社長のお気に入り!?
※ ※ ※



「お前、何回言ったらわかる? それでも経験アリのデザイナーか? やり直し」


「……はい」


 先週の金曜日は結局、八神さんが寝てしまったあと、私も眠たくなってしまい本当にただ一緒のベッドで寝るという健全な添い寝で無事に終わった。


 けれど、週が明けた今日は八神さんの機嫌がどことなく悪い。私があまりにもリテイクばかり出すからストレスが溜まってしまったのだろうか。


「八神さん、きっと今の契約のところとうまくいかなくて気が立ってんだよ。気にしないようにね」


 加納さんがボソリと私にそう囁く。八神さんは加納さんと長い付き合いだと言っていた。だからなんとなく雰囲気でわかるのだろう。
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