鬼社長のお気に入り!?
 心臓発作って……そうだよね、過度のストレスで急におこる場合だって――。


 あぁ~変なこと考えちゃダメ! とにかくひと息入れませんか~って明るくすれば……。そんなことを思いながら私は応接室のドアをノックした。


「八神さん? お茶入れたんですけど」


「っ……う」


 ……え? なに、今の? うめき声みたいだったような。


「八神さ――」


「うぅ……ん」


「八神さん!?」


 私は聞き間違いかと思ったうめき声が確実なものとなると、思い切りドアを開けた。


「っ!?」


 すると、ソファに項垂れながらもたれかかっている八神さんが目に入って、私はお茶を乗せたトレーをローテーブルに置くと八神さんに駆け寄った。
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