鬼社長のお気に入り!?
「なによあれ、まるで自分が作りましたって感じじゃない」
「美智……」
「多分桐生さん、私たちの存在に気づいてたわよ? 普通上司だったら自分の部下の活躍ぶりのひとつやふたつ上層部の人たちに言ってくれたっていいじゃない」
「でも、桐生さん喜んでくれたし……」
桐生さんの笑顔が浮かぶと、それでもいい。と思ってしまう。
「ここだけの話ね、開発の同僚が言ってたんだけどさ……ソニックビューティーの企画とか桐生さん全部丸投げだったって噂だよ? 結局最後にいいとこだけ持ってった感じよね」
「そう、なんだ」
美智がなんと言おうと、私は桐生さんの役に立てたということだけで満足だ。
まだぶつぶつ文句を言っている美智を横目に自分のデスクに着くと、私はパソコンの電源をいれた。
「美智……」
「多分桐生さん、私たちの存在に気づいてたわよ? 普通上司だったら自分の部下の活躍ぶりのひとつやふたつ上層部の人たちに言ってくれたっていいじゃない」
「でも、桐生さん喜んでくれたし……」
桐生さんの笑顔が浮かぶと、それでもいい。と思ってしまう。
「ここだけの話ね、開発の同僚が言ってたんだけどさ……ソニックビューティーの企画とか桐生さん全部丸投げだったって噂だよ? 結局最後にいいとこだけ持ってった感じよね」
「そう、なんだ」
美智がなんと言おうと、私は桐生さんの役に立てたということだけで満足だ。
まだぶつぶつ文句を言っている美智を横目に自分のデスクに着くと、私はパソコンの電源をいれた。