鬼社長のお気に入り!?
※ ※ ※
何かが間違っている。どこでどう間違えたのだろう。
面接が終わり、晴れて就職が決まったというのに、私はひとり自分の部屋でクッションを抱きながら小さくなっていた。
面接の後は加納さんに会社内を案内され、みんな忙しなくそれでいて和気藹々と仕事をしていた。雰囲気は問題なさそうだったが、なんとなく詐欺に遭ったような気がしてならなかった。
いまさら契約を反故になんかできないし……あんな社長の下でやっていけるのかな――。
けれど、思い出されるのは桐生さんのあの言葉。
――あの子は仕事では使えるからね。
手柄を横取りされているなんて思いたくはない。けれど、いくら頑張っても変わらない日々に正直鬱々としていたのは確かだ。それでも桐生さんが好きだったからこそ、なんとかやっていけたというのにあの仕打ち……。私の気持ちを利用して桐生さんは美味しいとこ取りをしていた。前から美智に散々忠告されていたのに、事実から目を背けていたのは自分だ。
そう、これは自業自得なのだ。
何かが間違っている。どこでどう間違えたのだろう。
面接が終わり、晴れて就職が決まったというのに、私はひとり自分の部屋でクッションを抱きながら小さくなっていた。
面接の後は加納さんに会社内を案内され、みんな忙しなくそれでいて和気藹々と仕事をしていた。雰囲気は問題なさそうだったが、なんとなく詐欺に遭ったような気がしてならなかった。
いまさら契約を反故になんかできないし……あんな社長の下でやっていけるのかな――。
けれど、思い出されるのは桐生さんのあの言葉。
――あの子は仕事では使えるからね。
手柄を横取りされているなんて思いたくはない。けれど、いくら頑張っても変わらない日々に正直鬱々としていたのは確かだ。それでも桐生さんが好きだったからこそ、なんとかやっていけたというのにあの仕打ち……。私の気持ちを利用して桐生さんは美味しいとこ取りをしていた。前から美智に散々忠告されていたのに、事実から目を背けていたのは自分だ。
そう、これは自業自得なのだ。