bitter and sweet-主任と主任とそれから、私-
入社式の日、隣に座った新卒の安藤を見て、
「あっ、この子、俺のタイプ」
そう思ったことを思い出す。
黒のスーツに白のシャツを着た、いかにも新入社員といった出で立ちの彼女は、長い髪を1つに束ね、緊張で固まっていた。
小柄で、今にも折れてしまいそうな彼女だった。
「安藤ひかり」
新入社員の証書を渡す際、緊張で声の出なかった彼女に俺は誰にもわからないようにこっそり背中を叩いた。
「はい」
勢いで予想以上に声が出てしまったようで、彼女は注目を浴びた。
そのせいでさらに緊張したのか、証書をもつ社長のところまで歩く時には、右手と右足を同時に出して歩いていたため、周りの社員は笑いをこらえていたことを鮮明に覚えている。
その後すぐに、俺の直属の部下だと知った。
俺にも入社当時は彼女がいたので特別安藤を気にしてみることも、意識することもなかった。
「あっ、この子、俺のタイプ」
そう思ったことを思い出す。
黒のスーツに白のシャツを着た、いかにも新入社員といった出で立ちの彼女は、長い髪を1つに束ね、緊張で固まっていた。
小柄で、今にも折れてしまいそうな彼女だった。
「安藤ひかり」
新入社員の証書を渡す際、緊張で声の出なかった彼女に俺は誰にもわからないようにこっそり背中を叩いた。
「はい」
勢いで予想以上に声が出てしまったようで、彼女は注目を浴びた。
そのせいでさらに緊張したのか、証書をもつ社長のところまで歩く時には、右手と右足を同時に出して歩いていたため、周りの社員は笑いをこらえていたことを鮮明に覚えている。
その後すぐに、俺の直属の部下だと知った。
俺にも入社当時は彼女がいたので特別安藤を気にしてみることも、意識することもなかった。