bitter and sweet-主任と主任とそれから、私-
本郷主任の車に乗って到着したのは、オフィス街から少し抜けた郊外のカフェレストラン。
少し小高い丘の上にあるそこの窓側に案内された私たちはオフィス街の光がもうすぐ迎える七夕の天の川のように瞬いていた。
「居酒屋じゃないんですね」
私が笑いながら言うとすねたような本郷主任はいつもの意地悪な笑みをこぼした
「居酒屋が良かったか?ビールなら注文してやるぞ」
いつものように嫌味を言われるので思わず首を横に振った。
次々にだされる無農薬野菜がメインの料理の数々は、どれもお腹も心も満たしていく。
本郷主任とは仕事の話を中心だけれど、会話は途切れなかった。