bitter and sweet-主任と主任とそれから、私-
すると、ゆっくりとカーテンが開き、本郷主任と目があった。
「ご迷惑・・・」
もう一度、丁寧に謝罪しようとしたその時だった。
「ったく、お前は・・・」
「お前は、健康管理どうなってるんだ!!!残業して、飯も食わないで、倒れるなんて馬鹿じゃないのか!!
今後残業なんてしなくていいから、9時から6時までは死ぬ気で働け。
仕事にも男も女も関係ない。もっとばりばり働きたいなら、健康管理しっかりしろ!!!!
健康管理も出来ない奴に仕事なんか任せられない」
いつもの、いやいつも以上の剣幕で怒鳴られ、私は唇を強く噛んで、俯いた。
「もう、今日は帰れ」
そう突き放したように言い残し、聞きなれた足音を鳴らして本郷主任は医務室を出て行った。
私は本郷主任に怒鳴られたことよりも、自分の今いる現状が悔しくて仕方なくて、ベッドの布団を頭からすっぽりかぶる。
布団をかぶると、自然と涙が溢れてくる。
こんなことで・・・
そう思うのに、なかなか一度溢れた涙は止まりそうになかった