青い春の中を、きみと一緒に。
不自然な間は、色々と紺野さんの不安感を煽ってしまう可能性もあるかもしれない。
とりあえず、色々と頭の中の収拾がつくまでの間のつなぎとして、出来上がっている部分から紺野さんに色付けを頼むことにした。
おどけて言った“ファンシー”と“嫌がらせ”に笑ってくれた彼女は、俺が差し出した、清書用に用紙をもらってくるついでにノリセンから借りたポスカや水性マーカーペンのケースを開けつつ「ファンシーってどうすればいいんだろう……」と言いながら考え込んでいる。
よし、今はこれでいい。
少しでも時間が稼げれば、すっげーミラクルな案が閃くことだって、きっとあるはずだ。
けれど、現実はそう上手くはいかない。
2人ともがっつり集中して作業をしたおかげで思ったより早くメンバー表が出来上がってしまったし、もちろん俺の頭の中も、ごちゃごちゃしたまま、まだ全然まとまっていなかった。
「……うーん、ファンシーってあんまり分かんないんだけど、これくらい派手にしたら、ノリセンへの嫌がらせになるかな?」
「おー、なるなる!あーでも、嫌がらせだってバレて書き直しさせられたらどうしよう」
「そのときは、あたしがまた手伝うよ」
「それ、めっちゃ助かるわ!」