青い春の中を、きみと一緒に。
て、ご飯のことはどうでもいい。
紺野さん、今の話、マジのマジっすか!?と期待を込めて彼女の目をじーっと見る。
早く部活に行きたいし、こう言ってはなんだけど、野球部1年なんてものは要は2~3年生の使いっぱしりみたいなモノで、授業後の掃除を中途半端にしてでもグラウンドの整備や用具出しに向かわなければならない宿命なのだ。
それに、あのノリセンだ、本当に顧問に話を通してくれたのかも怪しいところなので、先輩たちにドヤされる前に早いとこ練習に合流したいのが、ぶっちゃけ本音だったりする。
「うん、真優も沙知も部活だし、あたしが入ってる文芸部は毎週火曜日にしか活動してないから。高橋くんは野球部でしょ、頑張んないと」
すると、紺野さんも俺のほうに少し身を乗り出し、内緒話でもするように声を潜めた。
仮に雑用を代わってもらったのがバレたら注意されるのは俺だろうに、まるで紺野さんのほうが注意されるリスクを冒しているような声の潜め方が、天然ぽくてちょっとおかしい。
まあ、連帯責任って線も無きにしもあらずだけど、ノリセンはそんな面倒なことを考えるとは思えないから、普通の声のトーンで言ってもらって全然構わなかったですよ、紺野さん。