青い春の中を、きみと一緒に。
 
その瞬間--ドクンと。

心臓を何かで貫かれたような衝撃が走った。

すぐには声が出てこなくて、真っ直ぐにこちらを見つめてくる彼女の2つの黒い瞳を、俺もただじっと見つめ返すだけだ。


「あの、あたし、変なこと言った……?」


そんな俺を変に思ったのだろう、先に声を発したのは紺野さんのほうだった。

固まって動けない俺を心底不思議そうな顔で見つめながら、コテンと首を左方向に傾げる。

彼女のその不思議に思ったときにするだろう当然の仕草にさえ心臓がうるさく鳴る俺は、もしかして、もしかしちゃったりするのだろうか。


「あ、いや、授業中に応援されてるなんて思ってもみなかったから、ちょっとびっくりしちゃって。嬉しいっていうか……ありがとう……」

「そんなっ。あたしのほうこそ、勝手に応援しちゃってごめん。気持ち悪がったりしないでくれて、ありがとう、なんかホッとした」

「え!? 全然気持ち悪くないよ!? むしろ、意地でも寝るもんかって気合が入るし!毎日応援してほしいくらいなんだけど!」

「……うん」


そう言い、恥ずかしそうに顔を俯かせる紺野さんが、やたら可愛く見えて仕方がない。

やばい、すげー嬉しい。

紺野さん、すげー可愛い。
 
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