新社会人の私と不機嫌な若頭


「杏奈、オーナーが心配してるよ」
「オーナーに言ってなかったの?」
「心配だから、何時でもいいから連絡して」


白鳥さんに返信をした


『遅くにごめんなさい。仲直りして二人でマンションに戻ってきました。心配かけてごめんなさい。』


そう送ると、電話が鳴った
相手は白鳥さん
電話に出れば、白鳥さんの怒鳴り声


「何をやってるの!あんたなら心配ばかりかけて!どれだけ心配したと思ってるのよっ?もぅ、、、」


怒ってたと思えば、すすり泣き……
それを聞くと私も泣いてしまう


『……ごめん…なさい。心配かけて』


「本当にっ!今度おごんなさいよ」


白鳥さん……やっぱり好きだ
私にとって大切な人だ


白鳥さんと電話を終え
そのまま床に座り込む
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