あなたが教えてくれたから~約束~







でもその後も楽しそうに会話を続けている。





吉原さんはその看護士さんの背中を軽くぽんぽんと叩いた。





そして、やっとこっちに気づいて、笑顔で手を振った。






でも、わたしはそれを無視した。







走って病室に帰る。






嫌だ。




嫌だ。






他の人に触らないで。





他の人に笑いかけないで。





知ってる、これは…嫉妬。







恋をすると生まれる醜い感情だ。







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