甘々王子にユウワクされて。
そしてざわめくわたしたちの周り。
「……え、嘘、佐久間さんって……」
「もしかしたら坂場よりかわいい……!?」
はぁ!?
そんなわけないでしょう。
あの超アイドル顔の坂場さんよりかわいい子なんてこの学校で見たことないし、
地味で定評のあるわたしにかわいいなんて形容詞は似合うはずもない。
あれか、わたしは眼鏡をとって見えないけれど、すごい嘲笑った顔でみんな話しているとか?
だけど木林くんは、眼鏡をわたしの胸ポケットに入れながら笑った。
「ほら、結羽はかわいいんだから。前髪と眼鏡で隠してたらもったいないよ?」
そう言って顔の横にかかっていた髪を耳にかけさせる。
ふわっとわたしの頬を片手で包み込んだ。
そして。