お隣さんのキケンな誘惑
映画館の前に着くと、何を見ようか悩んだ。
「久藤さんは何か見たいのあります?」
「俺?俺はこれがいいかな!」
「こ、これは…!」
久藤さんが指さしたのを見ると、ホラー系なんだろうけど殺人鬼の話だった。
だけど私は嫌いではないし少し興味も出てきて、上映も二十分後だったからこの映画を見ることにした。
いざ映画が始まると、初めはまだ過激な部分もなく、久藤さんが買ってくれていたポップコーンをパクパク食べながら飲み物を飲み、見ていた。
だが、後半に差し掛かるとポップコーンよりも映画に集中して目が離せなかった。
男女四人が遠出をしてドライブを楽しんでいた。
だが途中で車がパンクしてしまった。
修理をするにもスタンドも近くになくて、その日に限って、タイヤ交換に使う道具がなかった。
四人はどうしようと思ったが、またまた通りかかった住人が居て、話しかけた。
その住人の家は歩いて二十分くらいの所にあると言われて、もう日は暮れるからとその住人の家に泊めさせてもらう事にした。
だかその住人の家には恐ろしい殺人鬼が住んでいるとは知らずに…。
私は心臓がバクバクしながら映画に釘付けだった。
映画を見終わると私も久藤さんも無言で見つめ合った。
かなり印象に残る作品だったと思う。