お隣さんのキケンな誘惑
「じゃあ言わせてもらいます!
私は…私は久藤さんの事が好きです!
だけど久藤さんがこの前に女の人とキスしてるのを見て、私の恋は終わったんだって思いました。」
「この前のキスは」そう久藤さんが言いかけたが私は久藤さんの言葉を最後まで聞かずに遮った。
「別に久藤さんに彼女が出来ても構いません。ただ私は久藤さんから本当の事を聞くのが辛くて逃げたんです!でも気持ちを言ってスッキリしたので私の事は気にしないでください!
じゃあ私はこれで失礼します!」
言いたい事だけ言った私は玄関の扉を開けて中へ入ろうとした。
「なぁ…お前は人の話も聞かないで言いたい事だけ言ってんじゃねぇよ!
それに俺は彼女なんて居ないし、この前にキスされたのは元カノで、たまたま帰りに会ったんだけどマンションまで付いてきて寄りを戻してくれと言われて勝手にキスしてきたんだよ!
その時にたまたまメーが帰ってきてその場面を見ただけで、俺はハッキリと寄りを戻す気はないから帰れと言ったしな!」
「えっ…」
「何を言われるかと思ったら俺に告白しといて自分で勝手に話を終わらせてるし?」
「あははは…」
もう言葉が出なくて何だか恥ずかしくなってしまった。
「で?そんなに俺のことが好きなんだ?」
「いや…その…」
だけど久藤さんは私に顔を近づけてきて優しく微笑んだ。
「てか…俺も好きだけど?」
「えっ?今何て…」
「だ、か、ら、メーの事が好きだって言ってんの!」
そう言った久藤さんは私にキスをした。
「これでわかった?俺が好きなのはメーだって事が?あー腹減った!久しぶりにメーの料理食べさせてよ?」
「はいっ!」
まさかこんな展開だなんてマンションに帰るまでは想像なんて出来なかった。