絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~①
☆☆☆

狭くなる通路から逃げるように部屋の外へ出ると、また灰色の通路が続いていた。


さっきまの部屋で一気に3人も亡くなってしまったのに、まだゲームは続いて行くのかもしれない。


そうなれば、今度の部屋ではあたしと優也さんが戦う事になる……。


あたしは自分の手をギュッと握りしめた。


もう大丈夫だと思っていたけれど、やはり体は恐怖で震えているのがわかった。


「俺がついているから、きっと大丈夫だよ」


優也さんがそう言い、あたしの手を握りしめた。


「さっき、昭代さんの首に触れたのはどうしてですか?」


「あぁ。ちゃんと生きているかどうか確認したんだよ。すでに死んでいるようだったら、撃ってもきっとドアは開かなかった」


優也さんの言葉に、あたしは頷いた。


さすがだと思う。


「優也さんは、どうしてあたしに優しくするんですか?」


「え? なんで?」


優也さんがキョトンとした表情であたしを見る。


「だって……さっきだって4枚の写真を全部あたしの箱に入れてくれたし……」


そう言いながら、胸の奥の違和感が大きくなるのを感じた。


引き出しの中に作られた投票箱が思い出される。


優也さんは自分の箱に1枚と、あたしの箱に4枚。


計5枚を投票。


この時点であたしの投票箱には写真が5枚。


優也さんの投票箱には写真は1枚。


次に夏子さん。


夏子さんはまず自分の箱に1枚。


そして、昭代さんと優也さんの投票箱に2枚ずつ。


計5枚を投票。


この時点で夏子さんの投票箱には1枚。


優也さんの投票箱には3枚。


昭代さんの投票箱には2枚。


次に……。
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