絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~①
続けてそう言うと、桃乃が軽く鼻を鳴らした。


「確かにリスクはあるかもしれない。でも、その人だけ脱出できる可能性もある賭けだと思う」


「賭け? 命がけの賭けなんて誰がやるんだよ」


ルキが吐き捨てるようにそう言った。


「だけど、それをしなきゃきっとみんなここで死ぬ」


桃乃の言葉にあたしは無意識のうちに天井を見上げていた。


天井が迫ってきているような様子はなく、ホッと胸をなで下ろした。


でも、桃乃の言う通りだ。


全員がここで死ぬ可能性は高い。


でも、どうやって?


その時だった、春奈が目をこすっているのが見えた。


「どうしたの?」


「え? なんだか目が痛くて」


そう言い、瞬きを繰り替えす春奈。
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