絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~①
でも……下手をすれば翔吾がやられる。


投票とは違うけれど、1人を選ぶという点では同じだ。


桃乃がこの内容を知れば間違いなく翔吾に襲い掛かるだろう。


「卑怯よ!!」


桃乃がそう言い、あたしの手を痛いくらいに掴んでくる。


その手にはメモが握られている。


「い……や……」


どうしても渡せない。


桃乃の力に必死に抵抗するあたし。


その時だった。


あたしの手から強引にメモが引き抜かれたのだ。


ハッとして振り返ると、翔吾がメモを確認しているのが見えた。


「翔吾……」


「なるほどな」
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