オトナな部長に独占されて!?



自信……。
それを持っても、いいのだろうか?


栄繁さんの仕事を与えられてから、たくさん叱られて身の程を知り、私はまだまだ未熟者だという意識が強く芽生えた。


そのせいか、自己評価が低くなっていたのだけど……葉月部長に言われると、そうなのかな?という気持ちにもなる。



素直に喜んで、いいのかな。

いや、喜んだ方がいいんだよね。


4月からは係長。

明るい気持ちで仕事をした方が、栄繁さんの新事業も上手くいきそうな気がする。



ぺこりと頭を下げて自分のデスクに戻ると、立花萌がすかさず椅子を寄せてきて、私に文句を言った。



「円香先輩、ズルいです。葉月部長に褒められるなんて、羨ましすぎます。

なんか最近の円香先輩、部長と話していること多くないですか?

言っときますけど、好きになったら駄目ですからね。私が先に目を付けたんですから。プンプン」


「立花、雑談禁止。
今、朝会中だから」


「フ〜ンだ」


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