オトナな部長に独占されて!?
それまでは皆を見回しながら話していたのに、葉月部長は私から目をそらさなくなる。
どうして……。
はっ‼︎ これは、もしや挑戦?
先に目をそらした方が負けというやつなの?
目が合った意味をそう解釈した私は、眉間にシワを寄せて、より一層睨んでみた。
すると、切れ長の二重の瞳がニッコリと、弓なりに笑みを形作る。
なっ……なんで笑顔⁉︎
睨みに笑顔を返された私は、予想外で驚き慌ててしまう。
その結果、思わず目をそらしてしまった。
あ……負けちゃった……。
またしても男に負けて、悔しい思いをしてしまう私。
一方、勝った葉月部長は、淡々と話を締めくくっていた。
「ーーと言うことで、挨拶は以上です。
本日は今まで通りの仕事をして下さい。明日、16時から1時間会議を行います。
そこで今後の方針を具体的に説明したいと思います。都合のつかない方は、個別に話しますのでお知らせ下さい。
私からは以上です。何かご質問のある方は?」