叶うはずのない恋愛
夏川は満足そうにそう言った。告白か…。


「ん、そっか。」


あたしはそう言いながら笑った。


「頑張ってよ、夏川。うまくいったらあたしには絶対教えろよ?」


あたしはそう言いながら近くにあった画材で夏川の頭を叩いた。


「痛えなあ。何も叩くことはないだろーが。ま、前川。色々とありがとな。」


夏川はそう言ってあたしの後ろにいる五十嵐に気付いて五十嵐と話をしていた。


「物語も終盤かな…?」


あたしはそっと呟いて席に座った。


「終盤じゃねーだろな。お前は夏川に本当の思いを伝えてないし。」


さっきまで夏川と話していたはずの五十嵐があたしの席の隣に座っていた。そこ結衣の席なのに…。
< 44 / 132 >

この作品をシェア

pagetop