純恋イケメンガールを好きになる!
振り向いた先にいたのは、文化祭の日以来、1度も話さなかった加耶ちゃんだ。
「ちょっと、今いいかな? 話したいことが、あるの。」
話したいこと……。
憶測だけど、きっとそれは……
「うん、いいよ。2人きりの方がいいでしょ、移動しようか。」
「ちょっ……純恋!!」
凛が焦っている理由と、関係してるんだろうな。
「凛。」
大丈夫。
分かってるから。
きっと凛は、何かしらから俺を守ろうとしているんだよね。
それで、その何かしらっていうのは…………。
「っ……写真が!!」
…………写真?
移動しようと、加耶ちゃんと歩き出したとき、後ろで凛がそう叫んだ。
「純恋の写真! 純恋がっ、映画館の前であの芦谷って子と、顔を寄せている写真だよ!!」