純恋イケメンガールを好きになる!
俺の呟きには気づかずに、芦谷と加耶ちゃんはまだ言い合っている。
その間も、芦谷の腕は俺のお腹に回っていて、ずっと抱きしめられていた。
それが何だか、とてつもなく嬉しかった。
「っ……もう帰る!!」
最終的、口喧嘩で芦谷に負けたのか、加耶ちゃんはそう言って去っていった。
別れ際
「こっちの方は任せて。」
そう、言い残して。
意味は分からないけど。
って、ヤバ!
こんなことしてる場合じゃない!
「芦谷! おまえ先に教室戻れ!」
「え、なんでですか。」
なんでですか……って、そんなの、決まってる。
加耶ちゃんは納得?してくれたのかもしれないけど。
肝心の部分は、まだ何も解決できてない。
まだ、何も…………。