純恋イケメンガールを好きになる!
だから…………。
「…………。」
「……先輩、もしかして、周りのことを気にしているんですか?」
条件反射で、体がビクリと跳ねた。
「そうなんですね。」
「ち、ちが……って、っ……!?」
弁解をしようとしたところで、耳を強く引っ張られる。
「このっ……バカ!!!」
!?
「ほ、ぇ……は……?」
言葉を理解するよりも早く、頭がクラクラする……。
な、なんか今耳元で叫ばれた……?
「おれ、絶対嫌ですからね。」
耳から手を離され、俺は眩む頭を抱えて座り込んだ。
てか、嫌って何がだよ……。
「純恋先輩にだけツラい想いをさせるなんて、そんなの絶対嫌です。」
「んな、こと言ったって……。」
これは俺が引き起こしたことだ。
無関係の芦谷を、巻き込むことは……。