純恋イケメンガールを好きになる!





――「…………ボクが言いたいこと、分かるかな?」


「はい。噂……俺の性別のことですよね。」



理事長室。


言わずもがな、青北高等学校で最もえらい人がいる場所だ。



「うん、そだね。ボク自身に偏見は無いから、男同士で付き合おうが噂になろうが、そんなことはどうでもいいんだけど。」



俺は今、そこにいる。



「岸和田くん、君が男なのか女なのか。それをボクは、この学校の理事長として知る必要がある。……分かってくれるね?」


「…………はい。」



「ありがとう。」



放課後、生徒呼び出しの放送がかかった。


いずれ来るだろうなとは思っていた、なんせ噂は今も凄い勢いで広まっていってるし。



呼び出しは、理事長先生直々だった。



「単刀直入に聞こうか。」



クラスメートの数人(ほぼ女子)は、それに対して何度か心配してくれて。


他のクラスメートはかというと、やっぱり俺を悪く言う人もいたし、遠目から俺を哀れむような人もいた。





< 246 / 259 >

この作品をシェア

pagetop