溺愛オオカミくんと秘密の同居。
「最悪……!寝坊した!」
私は、急いで階段を降りる。
確か、お母さん。11時18分の飛行機に乗るって言ってた。
1時間しかないじゃん。1年間会えなくなっちゃうのに!
1階に着くと、お母さんが、誰かと話していた。
お母さんが、手前に座っているから、顔が見えないのだけれど。
ってか……お母さん、すごく楽しそう。私が、起きて来たのに気付かないなんて。
「お母さん、おはよう」