イジワル同居人は御曹司!?
「し…失礼します」
私はおずおずと中に足を踏み入れる。
「いらっしゃい、藤田さん」
荻原会長は笑顔で出迎えてくれた。
なんか…悪い話しじゃないかもしれない。
淡い期待が胸に広がる。
「突然お呼びだてして申し訳なかったね」
会長は柔らかな笑みを浮かべる。
「いえ、大丈夫です」短く答えた。
緊張のあまり、心臓の鼓動が早くなる。
「藤田くん」
会長に名前を呼ばれ、背筋がピンと伸びた。
「秘書室で働いてみないか」
「は…?」
まさかのお言葉に私は阿呆みたいにポカンと口を開ける。
「実は下期から新役員が着任するのだが、これがまたなかなか難しい男でな。藤田さんが身の回りの面倒を見てやって欲しいんだ」
「あの…何故私なのでしょうか?」
私は恐る恐る尋ねる。
秘書業務を担当した事がないどころか、秘書検すら持っていない。
そんな私に白羽の矢が立った理由は全く検討つかなかった。
しかも一癖ある人なら尚更私のような素人を秘書に着けるべきじゃない気がするけど。
「羽瀬くんの推薦だ」
ビックリして歩の方へ振り向くと、ニコリと可憐な笑みを浮かべる。
「藤田さんなら、きっと立派に務めると思いますわ。なんてったって社内賞の受賞者ですもの」
私は粗忽者で、来客にコーヒーを出そうとしてぶっ掛ける、なんて事になりかねない。
秘書の素質がないってことくらい10年近くの付き合いで良く解ってるのに、どうして私推し?
私はおずおずと中に足を踏み入れる。
「いらっしゃい、藤田さん」
荻原会長は笑顔で出迎えてくれた。
なんか…悪い話しじゃないかもしれない。
淡い期待が胸に広がる。
「突然お呼びだてして申し訳なかったね」
会長は柔らかな笑みを浮かべる。
「いえ、大丈夫です」短く答えた。
緊張のあまり、心臓の鼓動が早くなる。
「藤田くん」
会長に名前を呼ばれ、背筋がピンと伸びた。
「秘書室で働いてみないか」
「は…?」
まさかのお言葉に私は阿呆みたいにポカンと口を開ける。
「実は下期から新役員が着任するのだが、これがまたなかなか難しい男でな。藤田さんが身の回りの面倒を見てやって欲しいんだ」
「あの…何故私なのでしょうか?」
私は恐る恐る尋ねる。
秘書業務を担当した事がないどころか、秘書検すら持っていない。
そんな私に白羽の矢が立った理由は全く検討つかなかった。
しかも一癖ある人なら尚更私のような素人を秘書に着けるべきじゃない気がするけど。
「羽瀬くんの推薦だ」
ビックリして歩の方へ振り向くと、ニコリと可憐な笑みを浮かべる。
「藤田さんなら、きっと立派に務めると思いますわ。なんてったって社内賞の受賞者ですもの」
私は粗忽者で、来客にコーヒーを出そうとしてぶっ掛ける、なんて事になりかねない。
秘書の素質がないってことくらい10年近くの付き合いで良く解ってるのに、どうして私推し?