イジワル同居人は御曹司!?
今日は絶対19:00に上がる!

なんてったって飲み会だもの!!

強い意志を持ち私は仕事をテキパキとこなして行く。

何か聞きたそうに遠巻きから山下が私の様子を伺っていたが無視する。

暫くするとか細い声で「ふじたさぁん」と話しかけて来た。

「何よ!」私はキッと睨みつけた。

「essenceシリーズの新商品開発案件で午後打ち合わせがあるのですが」

essenceシリーズは我が社のロングセラー商品であるessenceシャンプーをハブ商品として展開しているヘアケアシリーズだ。

「其れならゆうぽんが資料纏めてたよ」

「ありがとうございます!」

山下は頭を深々と下げて、ゆうぽんの席へと向かった。

話しかけられると、ゆうぽんもメッチャ怪訝な表情を浮かべていた。

後は任せた、ゆうぽん…

私は自分のPCに向かい再び資料作りに集中する。


「っしゃ!」

新発売したボディソープの無料お試しキャンペーンの効果測定データを完成させて、私はガッツポーズを作る。

しかし時計を見ると19:10…

すでに飲み会の開始時間は過ぎてるので完璧遅刻だ。

遅れる旨LINEを送り、慌ててデスクを片付ける。

崩壊したメイクで行くわけには行かないので化粧直しにトイレへ向かう。
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