GREEN DAYS~緑の日々~
国人の母親が席を外すと、玲子は国人を団扇で扇ぎ始めた。
「国人君。いつも気遣ってくれてありがとう」
国人は頭を掻いた。
「夏穂、何だかあの子最近様子がおかしくて。前から愛想がないのはなかったんだけど、
近頃は益々ひどくなっちゃってね。まあ、あたし達が悪いのかも知れないんだけど」
玲子は悲しげにふっと微笑んだ。国人はそんな事はない、という風に首を横に振った。
「大人の都合で子供を振り回しちゃいけない事はわかってるんだけど、こればっかりは」
「おばさん」
「ん?」
「おばさんのせいじゃないすよ」
「え?」
「…と、思います」
国人の少し低い声が響く。玲子は穏やかな気持ちに包まれていた。
「国人君。いつも気遣ってくれてありがとう」
国人は頭を掻いた。
「夏穂、何だかあの子最近様子がおかしくて。前から愛想がないのはなかったんだけど、
近頃は益々ひどくなっちゃってね。まあ、あたし達が悪いのかも知れないんだけど」
玲子は悲しげにふっと微笑んだ。国人はそんな事はない、という風に首を横に振った。
「大人の都合で子供を振り回しちゃいけない事はわかってるんだけど、こればっかりは」
「おばさん」
「ん?」
「おばさんのせいじゃないすよ」
「え?」
「…と、思います」
国人の少し低い声が響く。玲子は穏やかな気持ちに包まれていた。