GREEN DAYS~緑の日々~
瑞恵は麦茶を座っている輝明の前に置いた。輝明が来たと玲子に告げた時、玲子は驚かなかった。瑞恵はその事に驚いたが、敢えてそれには触れなかった。
輝明は麦茶を一口飲むと、姿勢を正し、頭を下げた。沈黙が続く。玲子は顔を上げた。
「詳細は、この間お手紙でお知らせした通りです」
瑞恵は慌てて玲子の横顔を見た。まさか輝明に手紙を書いていたとは。いや、書く事もあるだろう。
「正直申し上げまして驚きました。手紙を拝見した限りではどうにも事情が飲み込めませんでしたので、今日は恥を承知で伺いました」
「石川さん」
玲子はかつて自分が結婚していた時の名前を呼んだ。
「息子さん、洸さんではありませんでしたの?、私達がお会いしたのは」
輝明は目を吊り上げた後、急に低い声を出した。
「息子は、息子は…」
縁側の風鈴が調子をすこし崩した様な音色を出した。
いよいよ国人がコースに立った。国人の名前が呼ばれ、歓声が起きる。国人の真っ青な表情。
「ねえ、国人大丈夫かな。夏穂、声かけてあげなよ」
夏穂が何度か国人の名前を呼ぶと、国人は何回か目に小さく振向いた。国人らしく、愛想を振り撒く事はなかったが、それでも確かに微かに頷いた。
「良かった。聞こえたね」
「うん」
夏穂はにっこりと笑った。
輝明は麦茶を一口飲むと、姿勢を正し、頭を下げた。沈黙が続く。玲子は顔を上げた。
「詳細は、この間お手紙でお知らせした通りです」
瑞恵は慌てて玲子の横顔を見た。まさか輝明に手紙を書いていたとは。いや、書く事もあるだろう。
「正直申し上げまして驚きました。手紙を拝見した限りではどうにも事情が飲み込めませんでしたので、今日は恥を承知で伺いました」
「石川さん」
玲子はかつて自分が結婚していた時の名前を呼んだ。
「息子さん、洸さんではありませんでしたの?、私達がお会いしたのは」
輝明は目を吊り上げた後、急に低い声を出した。
「息子は、息子は…」
縁側の風鈴が調子をすこし崩した様な音色を出した。
いよいよ国人がコースに立った。国人の名前が呼ばれ、歓声が起きる。国人の真っ青な表情。
「ねえ、国人大丈夫かな。夏穂、声かけてあげなよ」
夏穂が何度か国人の名前を呼ぶと、国人は何回か目に小さく振向いた。国人らしく、愛想を振り撒く事はなかったが、それでも確かに微かに頷いた。
「良かった。聞こえたね」
「うん」
夏穂はにっこりと笑った。