お前、可愛すぎてムカつく。
「渉くんの家はどのへん?」
「蒼空んちの近くなんだけど…このあとすぐ近くの店で親と待ち合わせしててさ…って、彩ちゃんちはどこ?」
「町田駅から結構歩くんだ~」
「え、じゃあ危ないじゃん!暗いし」
「大丈夫だよ、慣れてるから」
友達と遊んでてこの時間に帰ることは何度もあったけど、チカンとか変質者にあったことはなかった。
「ダメダメ!んー。俺が送ってあげたいけど…。蒼空!このあと用事ないよね?彩ちゃんのこと送ってあげなよ」
えっっ!
桐谷くんはスマホに見入っていた。
また女の子かな…
きっと星の数ほどいるから相手するのも大変なんだろうな。
「あー。いいよ」
スマホを見ながら答えていた。