お前、可愛すぎてムカつく。


「桐谷くん!どうしてっ!?送らなくていいよ!?」


「そんなわけにはいかねーんだよ」


え…桐谷くん、私のこと心配して…




しかし次の瞬間、「めんどくせーけど送らねーと渉がうるせーし」と、ブツクサ言っていた。


なんか…

イラッ。



「いや、ほんとにいいから!!」


イヤイヤ送られても嬉しくないし!


別に一人で帰れるもんっ




桐谷くんに背を向けた瞬間、肩を強く掴まれ再び前を向かせられた。


「なっ!?」


目の前で少し屈んで私を見つめる。



「あんたも意地っ張りだな。黙って送らせろよ」


「ッッ…」



イケメンの迫力にあえなく撃沈。


目力凄まじい…


「う、うん…」


「わかればよろしい」


いつもの桐谷スマイルに戻った。


桐谷くんって…


睨むとめっちゃ怖い。


てか…


めんどくさいなら私のことなんてほっとけばいいのに…。



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